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中国・危秋潔嬢『阿寒に美しく散る』

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私見だが、若き中国人旅行者危秋潔(キシュウキツ)さん(26)は、阿寒湖を見下ろせ斜面に生えるシラカバの近くで、密かにこの世を去ったのではなかろうか。


不明の中国人女性 31日午後 阿寒湖近くの林道で似た女性目撃 警察で捜索 

北海道 UHB 北海道文化放送 8/1(火) 12:12配信

中国人の女性が行方不明となり捜索が続いていますが、7月31日午後、阿寒湖周辺の林道で「女性を見た」という新たな目撃情報がありました。

 行方が分からなくなっているのは、中国の小学校教師、危秋潔さん(26)です。

 危さんは、7月23日朝、阿寒湖温泉のホテルをチェックアウトしてから行方不明となっていますが、警察によりますと、31日午後1時30分ごろ、富山県からきた夫婦が、阿寒湖の北側とパンケトウを結ぶ林道で「白っぽい服を来た女性を見た」と、阿寒湖温泉の知人を通じて、31日午後5時30分ごろ、警察に通報しました。

 警察は、危さんの可能性もあるとみて、1日午前7時から、林道を中心に、18人態勢で、警察犬2頭も使い捜索し、情報提供を呼びかけています。

 また、阿寒湖温泉に宿泊する前日の7月22日に、JR釧路駅の防犯カメラに、危さんとみられる女性が映っていたことも新たに確認されました。

一般的にはバンケトーを雄阿寒岳の東にある双湖台から遠望する。

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然し、彼女は、阿寒湖北の林道をバンケトーに向かって歩いていることが目撃されている。
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下記の7月29日の記事を観た時は、首を傾げた程度でしたが、昨日8月1日の上記の記事を見て確信に変わりました。

北海道内で中国人女性依然と不明
残された手紙に家族に別れを告げる内容も

2017.07.29
北海道内で行方不明になっている中国人女性は、7月29日現在見つかっていません。女性が宿泊先に残した手紙に家族に別れを告げる内容が書かれていたことが分かりました。

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 行方が分からない中国の小学校教師、危秋潔(26)さん。 これまでに両親への感謝を述べた手紙が宿泊した札幌市中央区のゲストハウスに残されていましたが、手紙の一部に家族に別れを告げるような内容も書かれていたことが新たに分かりました。

 危さんの父親華先さんは親戚ら3人と警察で捜査の状況を聞きました。
 警察が見せた手紙を見て「娘のだと思う」と話したということです。

 危さんは7月18日に道内入りし25日に出国予定でしたが阿寒湖温泉のホテルを23日に出た後、消息を絶っています。

UHB 北海道文化放送 (ビデオ)


中国映画「狙った恋の落とし方」(非诚勿扰)犯人説には無理がある。

中国映画「狙った恋の落とし方。:非誠勿擾」予告編 5分20秒

北海道東・オホーツク旅行の魅力!中国映画「狙った恋の落とし方」(非诚勿扰)のロケ地が人気観光地。北海道の道東は、2008年中国の正月映画として放送された「狙った恋の落とし方」(非诚勿扰)のロケ地として人気となりました。この映画を見てから道東を訪れれば、旅行を更に楽しむ事ができそうです。

「非誠勿擾」とは中国のインターネット上の結婚相手募集の広告でよく使われる言葉で、「誠実なお付き合いができる方以外はご遠慮下さい」という意味である。

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映画後半の主舞台が日本の東北海道(釧路、阿寒湖、網走、厚岸、斜里、美幌)で、映画の大ヒットにより中国に北海道観光ブームを巻き起こした。

映画で自殺未遂をする場所が、網走市の能取岬。急遽ここへ行く途中の阿寒湖に立ち寄ったとの説があるが、それならわざわざ阿寒湖北の林道をバンケトーに向かって歩く理由にはならない。

やはり、この説には無理がある。死に場所を求めてなら、やはり下記の阿寒が舞台でなければならない。但し、万が一、彼女の遺体が能取岬で発見される可能性を否定するものではない。


渡辺淳一著 追悼小説 『阿寒に果つ』 犯人説

今の北海道の中高年女性で、当時、この映画を観なかった人はいなかったでしょう。

『阿寒に果つ』(あかんにはつ)は、渡辺淳一の私小説。『婦人公論』の1971年7月号から1972年12月号にかけて連載された。同作を原作とし、映画にもなり、1975年6月21日に東宝系で公開された。

昭和27年、冬の阿寒湖畔でひとりの少女が自殺。(実話)
少女は天才少女画家ともてはやされていた高校生。14才で道展に、女流家展と次々と入選。作者が札幌南高校時代の初恋の女性である夭折した少女・加清純子(作品では時任純子)を描いた追悼の作品です。

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天才少女画家と呼ばれた加清純子(時任純子)が阿寒湖で自殺してから20年。作家となった「私」はかつて純子と関係のあった5人の男性に会い、純子の死の真相を探ろうとする。時任純子は渡辺淳一の札幌南高校時代の同級生がモデル。

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「死に顔の最も美しい死に方は何であろうか」

「生きている時よりも美しく、華麗に死ぬ方法はただ一つ、あの死に方しかない。あの澄んで冷え冷えとした死。純子はそのことを知っていたのであろうか。あの若さで、果たして死ぬとき、そこまで計算していたであろうか。」

「二十年前のこの日、純子は雪の中から現れた。場所は針葉林の切れた釧北峠(せんぽくとうげ)(註1)の一角で、その位置からは裸の樹間を通して阿寒湖を見下ろせた。」

「見いだされた時、純子の死体は湖の方に頭を向け、斜め半身にうつ伏せ気味に倒れていた。周りには深い熊笹があり、少し離れて、エゾダテシラカンバと橅(ブナ)の疎林があった。」

(註1)旧釧北峠は、幅員が4mと狭く、最小半径も10m、最大勾配は7%で、標高が621mという峠で、かつてのこの峠からの眺望は雄阿寒岳や雌阿寒岳などを見はらすことが出来、素晴らしかったらしい。峠から阿寒湖に降りるところには七曲がりとよばれたヘアピンカーブが連続し、眼下に阿寒湖が見え、途中には展望台があったとのこと。成る程、雪景色のこの大自然の中に身を沈めたいと思う心境が理解できる。但し、今の釧北峠からは全く見えない。

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映画のワンシーン
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乃木坂46 橋本奈々未の恋する文学【阿寒に果つ 30秒版】

カスタマーレビュー

〇渡辺淳一の原点
投稿者ニャマ ケモノ2014年5月25日

加清純子との初恋が無ければ、彼は失楽園など書く作家ではなく、北海道の医者で終わっていたかもしれない。生真面目な俊才を、男に変えた、とてつもなく美しい魔女です。 真白な雪原に映える、赤いコートの少女。

〇奔放な女性が活写されている
投稿者hit4papaベスト1000レビュアー2017年5月21日

阿寒で自殺を遂げた18歳の女性画家。二十年の時を経て、彼女に想いを寄せていた主人公は、彼女と関係のあった男性たちを訪ね、死の真相を探し出そうとする。5人の男性、そして姉の回想を通して、人物像が明らかになっていくストーリー展開だ。自分を一番に愛していると男性たちに思わせる女性の生き様、そして彼女に翻弄され喪失感を抱え続ける男性が活写されている。

著者の高校時代の恋人(?)をモデルにしているようだが、1950年代の札幌に、このような奔放な女性がいたことは少なからず驚きではある。

ただ、男性たちを魅了し、あっけなく果てた女性の真の心の底は分からない。そこは読者の考えにゆだねるということになるだろうか。

〇懐かしい本。
投稿者younashiVINEメンバー2006年2月23日

渡辺淳一氏の小説は高校生時代たくさん読んだはずなのに、記憶に残る作品はこれしかない。たぶんそれは、作家、画家、記者、医師、カメラマン、そして彼らと女学生画家「純子」との交流が、当時の私と、少なからず似ているところがあったからだと思う。
一人の少女を巡り、何人もの男性がそれぞれの立場で自分と彼女との過去を語る。決して斬新な手法ではないけれど、ぐいぐいと惹き付け読み進ませる勢いがある。訪れたことはない阿寒湖に、死への憧れの混じった郷愁を三十年以上経った今も感じている。

(参考・画像借用記事)
阿寒湖
パンケトー
ペンケトー パンケトー
オホーツク旅行の魅力!中国映画「狙った恋の落とし方」(非诚勿扰)のロケ地が人気観光地
旧作映画「阿寒に果つ」
阿寒に果つ (角川文庫 緑 307-2) アマゾン
釧北峠


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